来年の春から高校入学のT君。
和歌山の野球強豪校に進学予定です。
実はT君、三人兄弟の末っ子で、長男、次男に続き入会してくれました。
既に高校生並みの体格を持っているので、この体格を最大限活かせるように、機能的な動作を少しでも身に付けて進学してもらいたいと思います。
高校に入学すると新一年生は、筋力強化や走り込みなどのフィジカルをメインで鍛え上げられます。おそらく競技人生の中で、最も練習量をこなす時期ではないでしょうか。
この時期を乗り越え、レベルアップしていくには、正しい身体の使い方で過酷なフィジカルトレーニングをこなしていく必要があります。正しい身体の使い方が身に付いていない中で、強度レベルの高いトレーニングを実施すると、身体へのダメージは想像を遥かに超えたモノとなります。
正しい身体の使い方が出来ていると、多くの練習量をケガなく乗り越えることが出来、これによって身体能力は向上していくのです。
正しい動きが基本です。これが備わってなければ、全てのフィジカルトレーニングはただしんどいだけの、本質を見失ったモノになりかねないのです。
残念なことに、指導の現場では、この正しい動きがあまり重要視されていません。走り方を教えることなく、むやみに走り込ませる。身体をデカくしろと、無茶苦茶な筋力強化をさせられる。
身体に痛みがおこらない方が奇跡なのかもしれません。
高校入学に向けて、多くの中学生アスリートがクラブワンを訪れる季節になりました。若きアスリートに少しでも正しい動きを覚えてもらい、ケガのない高校生活を送って欲しいと思います。